東京3日間モデルコース 詰め込まずに回る定番ルート
東京3日間のモデルコース。1日目は東の下町、2日目は明治神宮から新宿ゴールデン街までの西側、3日目は市場と街歩きをゆっくり。
Also in English: read the original guide
東京は3日あれば、街の雰囲気をしっかりつかめます。ただしチェックリストを消していくような回り方は向きません。短い旅行でありがちなのは、3日しかないのに7日分の予定を立ててしまうことです。浅草寺、渋谷、秋葉原、六本木を夕食までに全部回ると、1日6時間は電車の中で、残るのは駅のホームの記憶だけです。東京は広く、街ごとに性格も違うので、1日1エリアに絞るほうが満足できます。
このコースは、1日に1つのエリアを割り当てています。1日目は古い街並みが残る東側、2日目は活気のある西側、3日目は食とアートと、最後の街をゆっくり。どの立ち寄り先も、前の場所から徒歩か電車1本です。
組み立ては7日間のモデルコースの短期旅行向けの考え方に沿っています。3日しかないなら、東京の核は午前の浅草、夜の渋谷、その間に下北沢のような小さな街を挟む形です。このコースはそれを丸1日ずつに広げ、順番を整えたものです。4日間と5日間のコースは、これに足していく構成です。
ここに出てくる場所はすべて東京のインタラクティブ地図にあり、最寄り駅、費用、周辺の情報も見られます。
1日目 東側(浅草、かっぱ橋、上野)
東京の始まりの場所からスタートします。東側は下町と呼ばれる古い街で、観光バスが着く前がいちばんいい時間です。
朝7時の浅草寺。 浅草寺は東京でいちばん古い寺で、朝7時は線香の煙と早朝の参拝客、鳩だけの静かな時間です。人のいない雷門の大提灯、行列のない本堂、朝の光の中の五重塔。10時には同じ境内に数千人が集まります。
帰りは、店のシャッターが上がる頃の仲見世商店街を歩きます。約300年、参拝客に菓子や土産を売ってきた通りで、多くの店は9時ごろに開きます。人形焼(あんこ入りの小さなカステラ)を焼きたてで買い、立ったまま食べるのが流儀です。

午前はかっぱ橋。 浅草寺から西へ徒歩10分、かっぱ橋道具街は市内の飲食店の道具をほぼ一手に扱う通りです。手打ちの包丁、陶器の店、日本中の店先に並ぶ食品サンプル。土産物を売っていないからこそ、東京でいちばんの土産選びの通りです。待っている間に名前を刻んでもらえる包丁は、空港の土産店のどれにも勝ります。多くの店は17時ごろと日曜に閉まるので、日曜に当たる場合はこの立ち寄りをやめて、スカイツリー側の隅田川沿いの散歩に替えてください。
浅草で昼食。 浅草寺の方へ戻ります。寺の西側には、明治から揚げ続ける天ぷら店、うなぎ店、そば店など、昔ながらの店が並びます。写真付きメニューの店より、地元の人が並ぶ店を選びます。東京のグルメガイドに街を問わない店の選び方がありますが、浅草は外れにくい街です。
午後は上野公園。 銀座線で3駅、歩けば気持ちのいい25分です。上野恩賜公園には日本でいちばん多く美術館・博物館が集まっていますが、短い旅行なら1つに絞ります。無難なのは東京国立博物館です。本館の武士の甲冑、刀剣、仏像はどれも本物です。月曜休館(公園とアメ横は休みではありません)。見学は90分にして、残りの午後は公園の木陰で過ごすか、公園南側の高架下に続くアメ横の店を歩きます。

夜はどちらにするか。 選択肢は2つです。静かに過ごすなら、上野から北へ歩いて谷中へ。震災と戦争を免れた寺の街で、夕方にコロッケの店に灯りがともるYanaka Ginzaを歩きます。にぎやかに過ごすなら、浅草に戻ってHoppy Streetへ。路上のプラスチックの卓で、牛すじ煮込みと、焼酎で割る名物のホッピー(ビールに近い味の割り材)を楽しむ、開け放しの居酒屋が並ぶ通りです。どちらでも早めに食べて早めに休みます。明日がいちばん長い一日です。
2日目 西側(明治神宮、原宿、渋谷、新宿)
今日は西側の軸に沿って進みます。どの区間も徒歩か電車1駅ほどで、写真で見る東京を無理のない順番で回る日です。
朝8時の明治神宮。 明治神宮は都心にある10万本の木の森の中にあります。鳥居から社殿まで砂利道を歩く10分間は、神社そのものと同じくらい大事な時間です。早い時間なら森の音が聞こえます。週末なら、境内を横切る婚礼の行列に出会えるかもしれません。
午前の後半は原宿と表参道。 神宮を出るとすぐ原宿の入口です。竹下通りは400メートルにクレープの店とパステルカラーの店先が詰まった、十代の東京そのものです。1回通れば十分です。そのあと表参道へ抜けると、同じ街が高級路線に変わり、日本を代表する建築家のブランド旗艦店が並びます。2つの通りの間の裏道、とくにキャットストリートは、いい買い物が隠れている場所です。
午後は渋谷。 南へ下って、歩いて約15分で渋谷です。Shibuya Crossingは2回体験します。1回目はスクランブル交差点を地上で渡り、2回目は近くの2階の窓から数回分の信号を上から眺めます。見る価値はありますが、午後ではなく20分で足ります。日が残る間は裏道へ。宇田川町のレコード店や、デパ地下を歩きます。
夕暮れはSHIBUYA SKY。 交差点の上229メートルにある屋外展望台です。事前に予約し、日没の約1時間前に始まる枠を選びます。昼の街、変わっていく光、天気がよければ地平線の富士山、そして足元で街全体に灯りがともる様子まで見られます。日没前後の枠は数日前に売り切れるので、このコースで唯一、出発前に押さえておくべき予約です。

夜は新宿。 JR山手線で約7分です。まず新宿駅西口の線路沿いにある新宿西口思い出横丁へ。提灯の灯る路地に焼き鳥の小さなカウンターが並び、6席ほどの席で串を12本ほどとビールを頼むのは、東京ならではの食事です。そこから東へネオンの中を15分歩くと新宿ゴールデン街です。6本の路地に200軒を超えるバーが集まり、ほとんどが10席に満たない店です。チャージなしと書かれた店、またはチャージがはっきり貼り出された店を選び、席が空いていればどこでも入って、隣の人と話してみてください。東京で一番の夜で、顔を出すだけで成り立ちます。
3日目 食とアート、最後はゆっくり一つの街へ
最終日はランドマークよりも街の質感を味わいます。短いコースでは削られがちな日ですが、いちばん記憶に残る日でもあります。
朝は築地場外市場。 卸のマグロ競りは何年も前に豊洲に移りましたが、築地場外市場は残り、今も東京でいちばんの朝食の場所です。混み合う前の8時までに着きます。日曜と祝日は休む店が多く(水曜に休む店もあります)、避けてください。食べ歩きます。串に刺した玉子焼き(甘い厚焼き玉子)、ウニ丼、殻付きのホタテ焼き、何十年も市場に出している店の濃いコーヒー。立ったまま食べ、においを頼りに歩いて、リストを食べ終えたときではなく、満腹になったところで止めます。
午前の後半は、チームラボか銀座か。 選択肢は2つです。1つ目は豊洲のチームラボプラネッツ TOKYO DMMです。裸足で入り、鏡張りの部屋で水の中を歩くデジタルアート美術館で、SNSでおなじみですが、写真よりも実物のほうがいいです。売り切れるので、SHIBUYA SKYと同時に予約します。2つ目は築地から北へ歩いて、店が開く頃の銀座へ。デパ地下、とくにGINZA SIXを、入場無料の食の博物館として見て回ります。屋上庭園は、ほとんどの旅行者が知らない静かな昼食の場所です。

午後は下北沢か中目黒。 街を横断して、小さな街にひとつだけ、午後をまるごと使います。第一候補は下北沢です。ダニエルがよく知る街で、彼の東京の拠点から電車で近い場所にあります。古着屋、レコード店、カレーの店、コーヒーの焙煎所が入り組み、渋谷から京王井の頭線で数分。街はマイペースに動いています。もうひとつの候補は中目黒で、運河沿いに飲食店と個性的な店が桜並木の下に並びます。花見の時期は最高で、それ以外の季節も静かに楽しめます。
最後の夜は居酒屋で。 旅の締めくくりは、地元の人が週のほとんどにそうするように、小皿が入れ替わる近所の居酒屋で、予定を決めずに過ごします。下北沢にいるなら、立ち飲みの店やライブハウスがあって簡単です。刺身の盛り合わせ、唐揚げ、手書きの壁のメニューのおすすめを頼み、予定より1杯多く飲みます。
3日間の宿泊エリア
短い旅行では、場所選びが長い旅行より大事です。7日あれば立地がいまひとつでも毎日少し損をするだけですが、3日だと夜まるごと損することがあります。位置にお金をかけてください。
拠点は2つです。新宿、できれば駅の静かな西側は、都内のどこよりも多くの路線が使え、空港への直通もあり、2日目の夜も目の前で過ごせます。ゴールデン街を深夜0時に出るときに効いてきます。浅草は東側で、朝7時の浅草寺が楽になり、落ち着いて過ごせますが、西へ向かう乗車時間は長くなります。ホテル価格指数の今週の1泊の中央値は、浅草が41,500円(262ドル)、新宿が33,700円(213ドル)です。価格より夜の街を重視するなら、渋谷が有力な3番手です。
各エリアの比較は東京の泊まり方ガイド、初めての旅行向けは初めての東京 宿泊エリア比較にあります。
短い旅行の移動メモ
SuicaかPasmoをすぐに用意します。 着陸前にスマートフォンのウォレットに追加するか、空港の券売機でカードを買います。電車、バス、コンビニで使えるので、紙の切符は不要です。
JRパスは不要です。 長距離の新幹線に乗る旅行でないと元が取れません。東京都内の3日間なら、Suicaでの運賃は1日800円〜1,200円ほどで、パスの値段のごく一部です。
1日1エリアが基本です。 上のどの日も、電車に乗るのは全部で2〜3回で、10回ではありません。1日目に秋葉原を、2日目に六本木を足さないでください。外した場所は、また来る理由になります。東京の観光ガイドも参考にしてください。
終電は深夜0時ごろです。 終電は深夜12時から1時ごろの間です。ゴールデン街で遅くなるとタクシーか夜通しです。新宿の夜はそれを見込むか、新宿に泊まって歩いて帰ります。
4日目があるなら
4日目があれば、街の外への日帰りが入ります。鎌倉は南へ1時間、大仏と、ハイキングコースでつながる丘の寺、海沿いの電車があります。箱根は、富士山を望む山と温泉の定番の周遊です。日光は国内で最も壮麗な神社の建築群です。3か所の比較は東京発の日帰りガイドにあります。5日以上なら、7日間のモデルコースに日帰りの組み込み方があります。
よくある質問
東京は3日あれば足りますか。
入門には足りますが、全体像には足りません。古い東側、現代の西側、地元のペースで歩く街が1つ入り、1週間いる人の多くより東京を見られます。ただ深さはなく、美術館の日、気に入った街の2度目の散歩、日帰り旅行は入りません。3日は、7日かけて戻るかどうかを確かめる旅です。答えはほぼいつも、戻るです。
東京3日間にJRパスは必要ですか。
いいえ。JRパスは長距離向けで、東京から京都を往復するような新幹線の移動が多い場合だけ元が取れます。市内の3日間なら、SuicaかPasmoで足り、電車代は旅行全体でおそらく4,000円以内です。パスは、複数の都市を回る日本旅行のために取っておいてください。
短い東京旅行ではどのエリアに泊まるのがよいですか。
ほとんどの人には新宿です。電車の便が都内で最もよく、空港への直通があり、食と夜の街も揃っています。浅草は雰囲気のある選択肢で、1日目の浅草寺の朝が目の前ですが、西側への乗車は長くなります。3日の旅行では、山手線に出るのに乗り換えが必要な場所は避けてください。初めての旅行向けの選び方は、エリア選びのガイドで詳しく説明しています。
3日間でも日帰り旅行はできますか。
おすすめしません。日帰りは往復を含めて旅の3分の1を使い、東京の中だけで3日は何度でも埋まります。鎌倉、箱根、日光はどれもすばらしいので、ゆとりのある長い旅行にとっておきます。次の旅行に向けて、東京発の日帰りガイドを読んでおいてください。
このガイドのスポット
写真は実際の場所を写したもので、クリエイティブ・コモンズのライセンスで撮影者のクレジットを付けています。
東京のホテルを探す
日程に合わせて、空室と料金を比べられます。
東京周辺のホテルをBooking.comで見る10月31日(土)から1泊の料金です。日程はBooking.comで変更できます。 予約すると、Roam TokyoにStay22から少額の手数料が入ります。料金は変わりません。
このガイドは英語版の日本語版です。地図、スポット、エリアのページも日本語で見られます。